こちらの記事で、肝臓が疲れると腰痛の原因になることをお伝えしました。
では疲れた肝臓を元気にするにはどうすればいいのでしょうか?
それは肝臓の機能回復に良い栄養をしっかり摂ることですね。
これから肝臓にとって大切な3つの栄養素をお伝えしていきます。
今回はそのひとつめ、タンパク質です。
タンパク質
タンパク質は、肝臓を構成する「幹細胞」を修復してくれる栄養素です。
肝機能が低下しています、と言われた方は意識してタンパク質を摂ると良いですね。
一日に必要なタンパク質は、体重1kgに対して1gが目安となります。
体重が60kgの方ですと、一日に60g摂取することを意識してみてください。
動物性と植物性、どちらを摂るべき?
タンパク質には、動物性と植物性、2つの種類があります。
動物性タンパク質はお肉や魚、卵などに含まれるタンパク質で、植物性タンパク質は、大豆製品やナッツ類などに含まれるタンパク質をいいます。
ではどちらのタンパク質を摂るほうが肝臓にいいと思いますか?
答えはどちらもバランスよく1:1で摂ることです。
栄養面だけでいうと、実は動物性タンパク質のほうが、含まれるアミノ酸の種類が多く優れています
ですが動物性タンパク質は消化と分解に時間がかかるので、摂りすぎるとかえって肝臓に負担がかかってしまうんですね。
植物性タンパク質は消化、吸収が良いので肝臓の機能修復に適しているのですが、含まれるアミノ酸は動物性のものと比べると少なめなんです。
一日の適正量を守り、さらにバランスよく2種類のタンパク質を摂ることが幹細胞の修復にとっても良いですね。
どんな食品がおすすめ?
タンパク質が含まれる食品の中でも、特に消化、吸収が良く、栄養面でも優れているものを紹介しますね。
◇レバー、牡蠣、しじみ (動物性)
細胞の再生や、肝臓の解毒機能をサポートする栄養が豊富
◇きな粉や豆腐、納豆など大豆製品 (植物性)
良質のタンパク質がたっぷり含まれ、さらに消化と吸収もよくバランスがいい
◇胡麻 (植物性)
植物性タンパク質に加え、肝臓をデトックスしてくれる「セサミン」が豊富
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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