ネズミもギャンブルをする

ネズミだってギャンブルするんだ!

 

 

『ギャンブルにはまったラット』という実験結果があります。

スロットマシンを模した装置にラットを入れ、点滅する光と電子音が興奮をかき立てるカジノ(日本だとパチンコかな?)のような環境でゲームをさせるんです。

 

いくつか穴があり、選んだ穴が当たると報酬として砂糖が出てくる仕組み。

何回か繰り返していくと、ラットは当たる確立は低いけれどもらえる報酬の大きな穴を選ぶようになっていくそうです。その後も、その穴を選び続けるんだそう!

リスクがあっても貰えるリターンの大きいものを選ぶ、まさにギャンブルをするようになるということですね。

 

 

いや~、思い当たる節がある・・・

ラットの脳の仕組みは詳しく知りませんが、人間の脳で少し解説します。

 

脳の報酬系には、渇望と快感で異なるメカニズムがあることがわかってきています。

渇望は脳の『ドーパミン』によって引き起こされます。

快感は『快楽のホットスポット』とよばれる、なんだかワクワクするような名前の複数部位で、ドーパミンとは別の神経伝達物質によってもたらされます。

渇望の回路が乗っ取られ、『ドーパミン』が大量に放出され始めると依存症になり、快感が得られなくても、特定の行動や薬物(絶対ダメですよ!)を追い求めるようになる。

依存症は買い物やネット・スマホなど、普段よくする行動で引き起こされることもあります。

なんでものめり込んではダメですね・・・

ほどほどに!

 

 

快楽のホットスポットも一応書いておきますのでご興味のある方はご覧くださいね。

《脳幹》

微笑むなど、本能的な反応と感覚を生むホットスポット

《腹側淡蒼球》

動物実験でこのホットスポットを傷つけると、快感を得ていたものに嫌悪感を示すことがある

《側坐核》

渇望の回路の重要な領域にあるホットスポットで、快感に対する反応を増幅させる

《眼窩前頭皮質》

このホットスポットは満足感を引き起こすが、耽溺(夢中になること)しすぎると機能しなくなる。

 

もひとつオマケで渇望の回路

《腹側被蓋野》

『ドーパミン』はここで生産され、脳の報酬系全体のニューロンへと放出されます。

《背側線条体》

ここにあるニューロンは、薬物を買う時の期待感など、快感をもたらすパターンを特定し、習慣の形成を促します。

《前頭前皮質》

ここで生産される『グルタミン酸』は、『ドーパミン』と相互作用して、渇望を生む視覚イメージをつくる。いわば、悪友の住むお家ですね!

《扁桃体》

ここのニューロンは渇望や快感の記憶など、学習された情動反応(急激な反応、一時的なもの)に刺激される

 

 

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